「King&Prince」のはじまり

 

『舞街』の正式な記事の1発目は、別記事のアイデアを練っている時に突然飛び込んできた大ニュースについて扱っていきたいと思います。

そのニュースとは、2018年1月17日、つまり今日発表された「King&Prince」のデビューです。

 

「Johnny's Universe」からリリース

「King&Prince」は、今春新設されるレーベル「Johnny's Universe」からCDをリリースします。「Johnny's Universe」は、ジャニーズ事務所とユニバーサル・ミュージックの初のコラボとなります。デビューと同時に独自のレーベルを立ち上げ、しかも外部との提携という形になるのは極めて異例となります。

 

KAT-TUN」以来の6人組

今回デビューするメンバーは、岸優太くん(22)、岩橋玄樹くん(21)、平野紫耀くん(20)、神宮寺勇太くん(20)、永瀬廉くん(18)、髙橋海人くん(18)です。*1

SMAP、V6、KAT-TUNに続く6人組でのデビューとなります。

 

閉塞感を打ち破った実力

今回のデビューは、近年浮上していた「デビュー打ち切り」という説を鮮やかに裏切るものとなりました。この「デビュー打ち切り」説については、様々な理由があげられていました。

 

ジャニーズWEST以来、約4年間にわたってデビューがなかったこと

 

・何らかのグループがデビューするのが定例となっていた「バレーW杯」(2015年)でのデビューがなかったこと

 

・2019年に改元が行われ、2020年に東京オリンピックが開催されるため、それに合わせ、新世代のグループをデビューさせる可能性があったこと

 

・“SMAP解散”騒動以降、有力マネージャーの退社などジャニーズ事務所内が混乱していたこと

 

・2020年に開催される東京オリンピックに向け、40人の大所帯グループ「Twenty・Twenty」をデビューさせるという構想があり、昨年開催されたイベント「ショービス★in銀座」は、この構想の流れを引き継ぎ、オリンピックを意識したものであったこと

 

様々な根拠によって予想されていた「デビュー打ち切り」説を打ち破ったのは、紛れもなく、「King&Prince」のメンバーの実力でしょう。

 

メンバーの平野くんは、一昨年に公演があった「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」の主演を務め、博多座最年少座長記録を更新し、梅田芸術劇場でも男性最年少座長記録を更新しました。また、炭酸飲料「MACTH」のCMに出演したり、今年公開の映画「honey」と「ういらぶ。」で主演を務めたりするなど、活躍の幅を広げています。

また、岸くんと永瀬くんは「スカッとジャパン」内コーナー「胸キュン」に出演し、髙橋くんは「Rの法則」に出演中。また、岩橋くんと神宮寺くんは、香取慎吾さん主演ドラマ「幽かな彼女」に出演しました。

さらに、「Myojo」の誌面で毎年開催されている「Jr.大賞」の2017年版では、岩橋玄樹くんが1位(4連覇)、永瀬廉くんが2位、平野紫耀くんが3位、岸優太くんが4位、神宮寺勇太くんが5位、髙橋海人くんが10位となり、上位争いを繰り広げていました。

 

多くのユニットがしのぎを削る「Jr.戦国時代」の中で、Jr.のレベルを超えた活躍をした6人だからこそ、ジャニーズJr.に漂っていた閉塞感を打ち破り、大きな一歩を踏み出せたのでしょう。

 

結成から2年半、努力が実った

今回デビューする「King&Prince」は、もともと、2015年8月に「Mr.KING vs Mr.Prince」として結成されたグループです。同年に、6人で「テレビ朝日六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」のスペシャルサポーターを務めました。

 

2015年の「テレビ朝日六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」終了後、「Mr.KING」と「Prince」に分かれて活動し、昨年開催された「お台場 踊り場 土日の遊び場」や「My Princess Your Prince」など、グループごとで単独コンサートを開催していました。また、継続して6人での活動も行い、「MIXTURE」などの楽曲を発表していました。

 

“Fresh Johnny’s”としての「King&Prince」

 「King&Prince」は、デビューしたら、ジャニーズ事務所の中で最年少グループとなります。歌番組などでのフレッシュなパフォーマンスが期待できるでしょう。また、「King&Prince」は、もう2つの「Fresh」さを見せてくれるグループになるかもしれません。

 

1つ目の「Fresh」は、「世界進出」です。

ジャニーズ事務所社長のジャニーさんは、もともと「米国に通用するアーティストの養成」を目指していました。

 それを象徴する曲こそ、「Never My Love」でした。「Never My Love」は、初代ジャニーズワーナー・ブラザーズと契約して全米に向けてリリースすることになっていたものの、レコードを出すことが叶わなかった曲です。その後、「Never My Love」は、Associationsの曲となってビルボード誌で最高2位、キャッシュボックス誌で最高1位を記録しました。

今回、「King&Prince」は、ユニバーサル・ミュージックとジャニーズ事務所とのコラボで誕生したレーベル「Johnny's Universe」からCDをリリースすることになっています。デビュー会見でメンバーが世界進出を目標とすることを発言するなど、ジャニーさんの長年の夢であった「世界に通用するエンターテイナー」に最も近い存在といえるでしょう。

 

国民的アイドルというか、世界的アイドルになれたら

 

ジャニーズ6人組「King & Prince」、今春CDデビュー 「この時代に爪痕を残したい」 | OVO [オーヴォ]

 

 2つ目の「Fresh」は、「ネット進出」です。

現在、“SMAP解散”に伴い、ジャニーズ事務所は大幅な体制変更を余儀なくされています。岡田准一さんが「LINE LIVE」に出演したり、木村拓哉さんが「LINE」のCMに出演し、LINEスタンプを発売したりするなど、ネットへの進出は確実に進んでいます。

多くのMVをネット上で公開しているなどしており、ノウハウが蓄積されているであろうユニバーサル・ミュージックとコラボしたレーベルを通じてのCDリリースとあれば、いずれ「ネット進出」が見えてくるのではないでしょうか。「King&Prince」は、ネット配信を行っていないジャニーズ事務所の方針を大きく変え、新しい時代へと突入していく役割を担ってくれるんじゃないか、そう期待しています。

 

ファンはデビューをどう捉えるべきか

デビュー発表日となった今日は、もともと「JOHNNYS’ Happy New Year IsLAND」の公演が行われる予定の日でした公演は通常通り行われ、開演前に観客に向けてデビューの報告が行われました。その中で、永瀬廉くんのコメントを抜粋します。

 

たくさんの意見があると思いますが皆さんに認めていただけるように、いっぱい努力してもっと上にいけるように頑張っていこうと思います。これからも変わらぬご声援をお願いします。

 

キンプリ、ファン約2000人にデビュー生報告&決意新た【メンバーコメント全文】 | ORICON NEWS

 

平野紫耀くんと 永瀬廉くんがもともと関西ジャニーズJr.で活動していたことや、「Mr.KING」と「Prince」との関係性が前例のないパターンであったことが原因となり、一部のファンからは否定されることもあったキンプリというユニットのあり方。

 

「デビュー」という大きな通過点を迎えた以上、ファンには「“認めていただけるように、いっぱい努力して”いる彼らを真正面から応援する」ことが求められるのではないでしょうか。

 

いかにして「国民」と共に進むアイドルになるか

現代において、人々の好みは多様化しており、音楽も例外ではありません。「国民的アイドル」になるのは以前よりずっと難しくなっています。そんな時代に、どうやって戦っていくか。それにはジャニーズの先輩方から学ぶのが一番です。

 

1:挑戦し続ける姿勢で

今月に「Topaz Love/DESTINY」を発売する予定のKinKi Kids。高いパフォーマンス力が評価されています。KinKi Kidsのように、“ジャニーズらしさ”に縛られず、世界的な音楽の流行にも目を向けながら、よりよい音楽を追い求めていってほしいものです。また、音楽にも限らず、バラエティー番組など、簡単に満足せずに新しいことを付き進めていくことが大切でしょう。

 

2:メンバー同士の距離感で

「国民的アイドル」と称され、アイドルに対する見方を大きく変えてくれたSMAPSMAPのメンバーは、それぞれが別のメンバーの私生活に踏む込みすぎず、適度な距離感を保ってきました。何十年もグループを続けることになれば、「常にメンバーが1番」というわけにはいかないのは当然のことです。適度な距離感のもと、客観的に自分たちを見つめられる、そんなグループであってほしいと思っています。

 

3:色づけを大切に

ファンクラブ会員200万人を誇る嵐。嵐は、バラエティー・ドラマ・ニュースなど、それぞれがそれぞれの場所で活躍しています。嵐のように、それぞれのメンバーの個性が生かせる場所が見つかってほしいなぁと思っています。 

 

4.グループとしての歩みを見せる機会を

ジャニーズの多くのグループの共通点は、グループの歩みを振り返る機会 があるという点です。それは、楽曲でもいいですし、冠番組でもいいですし、ラジオでもいいです。とにかく、長くグループを続ける上では「メンバーだけでグループを見つめる機会」が大切でしょう。

 

個人的な思い

2016年夏より永瀬廉くんを応援し、Mr.KINGの箱推しを自認してきた運営者の個人的な感想を残しておきます。

 

ジャニーズJr.の番組協力イベントが開催されること、そしてキンプリの名義を持つ人がよく当たっていることは把握していましたが、まさかデビュー発表だとは全く思っておらず、「レギュラー番組かCMだったらラッキーだな」と思っていました。特に気にすることもなく時間は過ぎ…。その後、ふとTwitterを開いたときに目に飛び込んできた「デビュー」の文字。「King&Prince」というグループ名を見て、キンプリがデビューしたことが分かりました。「やったー!」というよりは、「良かった。」の一言でした。「Jr.がそのままのグループでデビューすることはなかなかない」という現実を受け入れつつも、「Mr.KINGは3人のバランスが整っているからデビューしてほしい」という思いもあり、結果としてその間を取った感じになったので、思いのほか感情の起伏もなく、すんなり受け入れられました。「あれだけ待ち望んでいたものなのに、意外とあっけないな」と思ったぐらいです。とにかく、「平野紫耀・永瀬廉・髙橋海人」の3人が同じグループにいてくれること、とてもうれしく思います。ありがとう事務所。ユニゾンがきれいな3人なので、ぜひ3人でのユニット曲があるといいなーなんて思ってます。1個だけ後悔があるとすれば、Jr.時代の彼らを見れなかったことですかね…。くじ運…。

 

また、Princeのファンの方も本当におめでとうございます。そして、これから「King&Prince」を応援する立場としてよろしくお願いします。

 

デビューの瞬間を味わえているという幸せ

ここで、自分が大好きなフレーズを紹介したいと思います。

 

さまざまな願いと想いが集まった 始まりの この場所から*2

 

デビュー発表があった今日、2018年1月17日をこの言葉に例えるのであれば、まさに「始まりのこの場所」です。これからたくさんの場所に旅をし、いろんな景色を見ることになると思う「King&Prince」を応援する者として、「始まりのこの場所」に立てている喜びをかみしめています。ファンとしてこの瞬間を迎えられてすごく幸せ。

 

輝く未来に向かって

 

さきほど発表させていただきましたけれど、今年の春に6人でCDを出すことになりまして、ここまでこれたのは皆さまのおかげですし、今から新しいスタートラインに立ったんだと思い、今から新しく気を引き締めてこれからも頑張っていこうと思います。

 

キンプリ、ファン約2000人にデビュー生報告&決意新た【メンバーコメント全文】 | ORICON NEWS

 

帝国劇場でのデビュー報告において、永瀬廉くんはこのようにコメントしました。

 

ジャニーズJr.とそのファンにとって、「デビュー」は大きな目標です。しかし、その一方で、デビューは「出発点」でもあります。

 

これから、20年、30年もの間、「King&Prince」は活動し続けていくことでしょう。その道のりでは、多くの試練が待ち受けているかもしれません。でも、これまで、そしてこれからも努力し続けるであろう彼らには、多くの幸せも待っていることでしょう。

 

「King&Prince」の未来が、輝かしいものであることを願って…。

*1:年齢はデビュー発表時。

*2:東京ディズニーシー15周年イベントのフィナーレに合わせて開催されたショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」の中で登場する言葉。